建築学科の環境入門 -Architecture&Environment


解説


太陽位置による時間ついて(真太陽時・平均太陽時・地方平均太陽時・標準時)

太陽時って色々あったけどまとめて欲しい!

太陽時って意味も違いもよくわからない時ってありますよね。わかりやすいように噛み砕いてまとめましたので参考にしてください。

この記事を読むとわかること
温度差換気の公式の謎θo-θi
2条件ある時の問題の解き方が理解できます

それでは解説をはじめます。

真太陽時とは

真太陽時
1mmでも移動したら場所によって異なります。地球上のある点における、太陽が南中した時から、次に南中する時間を1日として、現在利用されているようにその1日を24(時間という単位)で等分した時間(時刻)のことです。また、その1日を真太陽日と言います。

真太陽時

南中する時間を1日として、現在利用されているようにその1日を24(時間という単位)で等分した 時刻のことです。

この定義だと、その場所ごとによって実際の1時間や1日の時間は異なるということです。

平均太陽時とは

平均太陽時
1mmでも移動したら場所によって異なります。地球の運動(公転や自転)の関係から、真太陽時は時期によって異なります。それでは生活には利用しずらいため、地球から見た太陽の動きを年間で一定にしました。その太陽が南中した時から、次に南中する時間(時刻)を平均太陽時、その1日(24時間)を平均太陽日と言います。

平均太陽時

太陽の動きを一定にした一日を24時間で割った上での時刻のことです。

地方平均太陽時とは

地方平均太陽時

ある地域(市など)において代表となる1つの平均太陽時のことです。

標準時とは

標準時
同じ国内で時刻が異なるのは社会生活上において不便であるので、標準となる地域を決めます。その地域の平均太陽時を標準時と言います。

標準時

標準となる地域の平均太陽時のこと。

特に日本では東経135°の兵庫県明石市が標準となっています。

まとめ

10kmで約5分程度の時差なので気にするかは人によりますが、建築をする際には太陽位置を感覚的に捉えるのはやめ、しっかりと調べる必要があるかもしれません。