建築学科の環境入門 -Architecture&Environment


解説


光量(光束・照度・光束発散度・光度・輝度)について

光の分野っていろんな単語があったけど、それぞれの意味と違いってなんなの?

光の分野の単語の違いってよくわからなくなってしまうときがありますよね。わかりやすいように噛み砕いて解説します。

この記事を読むとわかること
光束・照度・光束発散度・光度・輝度のそれぞれの意味と違いを理解できます!

それでは解説をはじめます。

光束 (F)とは?

光束 (F)
単位時間あたりの光量であり、標準視感度という人間の感覚が考慮されています。(特に人間は黄緑系に敏感です。)その為、実際の量とは少し異なります。単位はlm(ルーメン)です。

光束 (F)

単位時間あたりの光量のことです。

照度(E)とは

照度(E)
受光面面積に対する、受光面に入る光束の度合い(面密度)のことです。単位はlm/m2、またはlx( ルックス)です。

照度(E)

受光面面積に対する、受光面に入る光束の面密度のことです。

光束発散度(M)とは

光束発散度(M)
ある面から放射される光束の度合い(面密度)のことです。単位はlm/m2、またはrlx(ラドルクス)です。

光束発散度(M)

ある面から放射される光束の面密度のことです。

光度(I)とは

光度(I)
ある方向の単位立体角あたりの光束のことです。この場合の立体角とは、光束の広がりに対して単位距離(円の半径など)で切り取った面積のことと言えます。単位はlm/sr、またはcd(カンデラ)です。

光度(I)

ある方向の単位立体角あたりの光束のことです。

輝度(L)とは

輝度(L)
光源、または受光面をある方向から見た光度のことです。ライトを正面からみるより、横から見た方が眩しくないのをイメージするとわかりやすいです。どこから見ても同じ輝度の時に、その面は均等拡散面と言います。また、ザラザラしている面では乱反射しやすいです。単位はcd/m2 、またはlm/sr・m2です。

輝度(L)

光をある方向から見た光度のことです。

以上です。